日本財団 図書館


 

<肛門用薬>
痔疾用剤
?@ポステリサン軟膏
?Aプログトセディル坐剤
?Bネリプロクト坐剤
局所の鎮痛・消炎を期待して、?@は大腸菌死菌浮遊液の作用によって局所の感染防止と創の治療促進をはかったものであり、?A?Bは鎮痛剤、副腎皮質ホルモン剤、?Aはさらに抗生剤を配合したものである。
適応:痔核や裂肛の症状(出血、痛み、腫れ、かゆみ)に対して。?@は肛門周囲の湿疹や皮膚炎にも適用される。
用法:?@1日1−3回塗布または注入。?A?B排便後あるいは就寝前、肛門に1個挿入する。
注意:かゆみ、腫れなどが現れた場合は、使用を中止する。
保管:冷所保存。有効期間:2年
<感覚器官用薬>
眼科用薬
眼科用抗生物質製剤
<軟膏>
?@テラマイシン眼軟膏 0.5%
?Aタリビット眼軟膏 0.3%
?@はブドウ糖菌、レンサ球菌、大腸菌、淋菌、トラコーマ病原体などに有効。?Aは内用薬(29頁)参照。
適応:眼瞼炎、涙のう炎、麦粒腫、結膜炎、角膜炎、角膜潰瘍、ならびに角膜や結膜の外傷。
用法:?@1日1−数回点眼。?A1日3回点眼。
注意:かゆみ、発赤、腫れなどが現れた場合は、使用を中止する。
保管:室温保存。有効期間:?@2年。
<点眼液>
?@タリビッド点眼液0.3%
?Aシセプチン点眼液0.3%
?@は内用薬(30頁)参照。?Aはブドウ球菌、レンサ球菌、肺炎球菌、緑膿菌による感染症に有効。
適応:眼瞼炎、麦粒腫、涙のう炎、結膜炎、角膜炎、角膜潰瘍、角膜や結膜の外傷。
用法:?@?A1回1−2滴、1日3−4回点眼。
注意:充血、痛み、異物感、流涙などを起こすことがある。
保管:?@室温保存。?A遮光・室温保存。
眼科用副腎ホルモン製剤
フルメトロン点眼液 0.02%
本剤は、船主の責任で搭載する医薬品である。使用時には、医師(医療通信)の指示を仰ぐ。
急性炎症時の浮腫、毛細血管の拡張、毛細血管の新生などを抑制する。
適応:眼瞼炎、結膜炎、角膜炎、強膜炎。
用法:使用時よく振り混ぜて、1回1−2滴1目2−4回点眼。
注意:?@本剤に対して過敏症を起こした者、角膜潰瘍、ウイルス性角膜結膜炎、化膿性眼疾患、のある者は使用を避ける。?A連用を避ける。
保管:室温保存。
眼科用局所麻酔剤
?@眼科用キシロカイン液0.4%
?A眼科用ベノキシール液0.4%
角膜表面の知覚を麻癖させる。点眼後5−10分前後をかけて、麻酔効果が十分に現れるのを待つ。
適応:角膜異物の除去。
用法:?@?A数滴点眼。無効のときは繰り返す。使用時、容器内の残液を汚染しないように注意する。
注意:充血、異物感、腫れなどが現れることがある。
保管:遮光・室温保存。

 

 

 

前ページ   目次へ   次ページ

 






日本財団図書館は、日本財団が運営しています。

  • 日本財団 THE NIPPON FOUNDATION